水道管が破裂した時にまずやること|応急処置と修理費用
水道管が破裂して水が噴き出している時は、まず水道メーターの横にある元栓を閉めます。水が止まったら、破れた所に布を巻いてテープで留め、修理を頼みます。どこに連絡するかは、破れた場所がメーターより道路側か家側かで変わります。
まず結論:元栓を閉めて、布とテープで押さえる
- すぐ元栓を閉める:メーターボックスの中、メーターの横のハンドルを右に回す
- 破れた所に布を巻き、テープで留める:水や湯気の飛び散りを抑える応急の手当て
- 連絡:メーターより道路側は水道局、家側は水道局の指定工事店(賃貸は先に管理会社)
- 費用:家側(メーターより先)の修理は、原則として持ち主の負担
応急処置の手順
- メーターボックスのふたを開け、メーターの横の元栓を右に止まるまで回します(元栓の場所と閉め方)
- 家の中の蛇口を開け、水が出ないことを確かめます
- 破れた所に乾いた布やタオルを巻き、その上からビニールテープを何重かに巻いて留めます
- 水たまりを拭き、濡れては困る物を移します
- 破れた所と、濡れた所の写真を撮ります
- 下の「連絡先」の表を見て、修理を頼みます
- 元栓がわからない時は、先に布とテープで押さえ、すぐに水道局か指定工事店に連絡します
- 元栓が回らない時は無理をしないでください。止水栓が回らない時も見てください
どこに連絡するか
水道管は、道路の下の水道局の管から分かれて、水道メーターを通って家に入ります。どこで破れたかで、連絡先と費用の負担が変わります。
| 破れた場所 | 連絡先 | 修理費用 |
|---|---|---|
| 道路の上・道路の下 | 地域の水道局 | 水道局 |
| 敷地の中で、メーターより道路側 | 地域の水道局(地域によって扱いが違う) | 地域による |
| メーターより家側(敷地・家の中) | 水道局の指定工事店 | 持ち主 |
| 賃貸の部屋・建物 | まず管理会社・大家さん | 原因や契約による |
- 指定工事店は、水道局が決めた給水管の工事ができるお店です。住んでいる地域の水道局のサイトに一覧があります。詳しくは水道局指定工事店とはへ
- 給水管は、メーターを除いて建物の持ち主の財産、というのが水道局の考え方です
修理費用と保険
- 修理費用の目安(露出している配管の作業費):3,300円〜18,700円(中央値 7,700円・6社の公開料金表)
- 費用は、破れた場所(地面の下か、見える所か)、掘る必要があるか、管の種類で大きく変わります。頼む前に見積もりを出してもらいます
- 火災保険:管が破れて家の中や家財が濡れた時は、契約に「水濡れ」(給排水設備の事故による水濡れ)の補償が入っていれば対象になることがあります。住宅火災保険のように水濡れが入っていない契約もあり、破れた管そのものの修理費は対象にならないこともあります。日本損害保険協会の北海道支部は、水道の凍結事故で毎冬多くの保険金が支払われていると公表しています。契約内容を確かめ、保険会社に相談します(水漏れは火災保険で補償される?)
- 水道代:地面の下など見えない所の漏れは、地域によって水道料金の減免が受けられることがあります(漏水による水道料金の減免)
破裂に気づかない時の見つけ方
地面の下や壁の中、床下で破れていると、水が見えないことがあります。
- 水道代が急に高くなった
- 雨が降っていないのに、地面や壁の一部がいつも濡れている
- 水を使っていないのに、水の流れる音がする
こんな時は、全部の蛇口を閉めて水道メーターのパイロットが回っていないか確かめます。
冬の破裂は凍結が原因のことが多い
水は凍ると体積が増えるので、管の中で凍ると管にひびが入り、溶けた時に漏れ出すことがあります。
よくある質問
水道管が破裂したらどこに連絡すればいいですか?
道路やメーターより道路側から水が出ている時は、地域の水道局に連絡します。メーターより家側なら、水道局の指定工事店に修理を頼みます。賃貸の場合は、先に管理会社か大家さんに連絡します。
水道管の破裂は自分で修理できますか?
布とテープを巻くのは応急の手当てまでです。給水管の修理は給水装置の工事にあたり、水道局の指定工事店が行います。テープで止まったように見えても、元栓は閉めたまま修理を頼みます。
水道管の破裂に気づかないことはありますか?
地面の下や壁の中、床下で破れていると、水が見えないことがあります。水道代が急に増えた、地面がいつも濡れている時は、全部の蛇口を閉めて水道メーターのパイロットが回っていないか確かめます。
アパートで水道管が破裂したら、修理代は誰が払いますか?
建物の設備なので、まず管理会社か大家さんに連絡して指示を受けます。誰の負担になるかは、原因や契約によって変わります。自分で業者を呼ぶ前に相談してください。
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出典・参考にした資料
- 東京都水道局「水道管の凍結について」(水が凍ると体積が増えて管に亀裂が入り、漏水することがあること。凍った管に熱湯をかけると破裂のおそれがあること)
- 東京都水道局「水が止まらない」(緊急時はメータボックス内のバルブ(止水栓)を右に回せば水が止まること。修理は指定給水装置工事事業者に頼むこと)
- 千葉県企業局「水道管の凍結防止」(止水栓を閉めたあと、破裂した部分に布かテープをしっかり巻き付けて応急手当てすること)
- 広島市水道局「水道管を寒さから守りましょう!」(破裂した時はメーターボックスの中の止水栓を閉め、分からない・閉められない時は破裂部分にタオルやビニールテープを巻く。修理は指定給水装置工事事業者に頼むこと)
- 鹿児島市水道局「漏水修繕に関する情報のご案内」(配水管からメーターまでの漏水は水道局が修繕し、メーターより建物側は所有者が指定給水装置工事事業者に頼むこと。給水管はメーターを除き所有者の財産であること)
- 川崎市上下水道局「水道が故障したとき」(道路上の漏水は上下水道局が修理すること。宅地内でも局が直す範囲(メーターまでなど)があり、それ以外は指定給水装置工事事業者に有料で頼むこと)
- 古賀市「漏水の確認方法」(すべての蛇口を閉めてパイロットが動いていれば漏水していること)
- 古賀市「漏水による上下水道料金減免手続について」(地下・床下・壁の中など見えない所の給水管からの漏水は、修繕したうえで申請すると料金が減免される場合があること(古賀市の例。蛇口・給湯器などからの漏水は対象外))
- 日本損害保険協会「火災保険標準例」(契約概要・注意喚起情報の例)(給排水設備の事故による水濡れは住宅総合保険では補償、住宅火災保険では補償されないこと。給排水設備自体の損害は対象外となる場合があること)
- 日本損害保険協会「2021年度水道凍結事故実態調査結果を公表」(北海道支部)(水道凍結事故による保険金の支払いが毎冬多数あること)
内容は出典の公開情報をもとにしています。製品ごとの手順は、お使いの機種の取扱説明書を優先してください。